ごくわずかでもご遺族の方々の憔悴した心を癒せるよう努めていこうと思います。

本日伺ったのは既に病院で亡くなられており、ご自宅に残された家具、家電、不要物の整理。
ならびに銀行の通帳、遺影に使用する写真のためのアルバム等の発見、保持でした

日頃我々が請け負っている現場には孤独死、変死により死後数週間から中には数ヶ月経過している現場もあり、
夏場ともなると腐敗が進行し異臭がしたり、虫が発生したりしています。

今回のご依頼はそのような虫の駆除、部屋の殺菌、換気などは無く早々に遺品物の整理の作業を行いました。

ご遺族の方にお立ち会い戴き
保存、廃棄とを確実に仕分け
滞りなく作業を進めていました

ご依頼にあった通帳も無事発見し、
ご依頼者様も大変喜ばれていました。

しかし、写真を探すにあたり
問題がありました。
今回の故人様はお亡くなりになる前
認知症を患われていたそうで
アルバム等をほぼほぼ紛失されていました。

ご依頼者様の要望に応えるべく
箪笥、引き出し、押入れの天袋
あらゆる収納を調べさせていただきましたがごくわずかの写真しか発見にはいたりませんでした。

ご依頼者様には納得していただき、作業自体は終え
ご依頼者様が現場を後にしたところ
その背中には言葉では現せない感情が浮かんでいました。

改めて自分の仕事の厳しさ、難しさを実感した1日でした。

これからもごくわずかでもご遺族の方々の憔悴した心を癒せるよう努めていこうと思います。